2019年に香港のビクトリアハーバーに新しくローズウッド香港がオープン。
建築はアメリカのKohn Pedersen Fox Associates (KPF)が担当。
65階建てのその建物は"Vertical Estate"と表現され、４１３室のげストリーム・スイートが入ります。そのほとんどの部屋からハーバーとスカイガーデンを眺望できます。

インテリアデザイナー・トニーチーがローズウッドロンドンでの成功に続いてこの香港のローズウッドを担当。
トニーチーは「ローズウッドロンドンがシティハウスなら、ローズウッド香港はカントリーハウスです」と説明します。
クオリティの高い素材とデザイン要素が調和するこのラグジュアリーハウスは、彼のデザイン概念でもある「インビジブルデザイン」を体現しています。「インビジブルデザイン」では、デザインとは見た目だけではなく、人々が心の奥底で感じるラグジュアリー感や快適さで、見えない（インビジブル）なデザインであると語ります。それはローズウッドのシグネチャーでもある「センス・オブ・プレイス」の哲学と通じるところがあります。

「ハウス」であることを重視するこのラフジュアリーホテルは、ゲストの世代を超えて親しみを覚えるデザインとなっています。また、オーナーの一族の趣向や歴史を香港の歴史と共にも表現しています。オーナー一族によって集められた世界中のアートも展示しています。
このような、無機質になりがちがちな大規模ラグジュアリーホテルにしては珍しいアプローチは、新しいホテルデザインとホスピタリティのベンチマークとして、ローズウッドブランドのフラッグシップとして、素晴らし空間を生み出しています。

Picture from Rosewood Hong Kong / ローズウッド香港